羽曳野市にある大阪公立大学跡地は何になるのか調べてみた


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2025年秋、大阪公立大学の羽曳野キャンパスがその役目を終えます。広大な敷地に長年親しまれてきたキャンパスが、なぜ羽曳野からなくなり、そして今後どうなっていくのか、今回はその背景と今後のスケジュールについて調べてみました。

大阪公立大学とは? 羽曳野キャンパスの特徴

大阪公立大学は、2022年に大阪市立大学と大阪府立大学が統合して誕生した、日本最大級の公立総合大学です。医療・理工・経済・人文など幅広い学部を擁し、多様な学びが実現されています。

その中でも羽曳野キャンパスは、旧大阪府立大学の健康福祉学部(現:現代システム科学域 健康科学類)が設置されており、約5.2ヘクタール(52,000㎡)という広大な敷地に、講義棟・実習施設・体育館・グラウンドなどが整備されています。地域に根ざした医療や福祉の教育・研究拠点として機能してきたほか、クラブ活動でも盛んで、学生による地域貢献活動も活発でした。

なぜ羽曳野市からなくなるの?

羽曳野キャンパスが閉鎖される主な理由は、大阪公立大学の拠点集約計画によるものです。

大学の再編・統合に伴い、2025年秋から新たな「森之宮メインキャンパス」(大阪市中央区)への機能集約が進められています。これにより、阿倍野、中百舌鳥、杉本町などに分散していた学部を順次移転し、都市型の集中的教育拠点に再構成される方針が示されました。

羽曳野キャンパスについてもこの方針に従い、2025年9月末で学生の受け入れが終了し、大学法人から土地・建物が大阪府へ返還されることが決まっています。

跡地は何になる?気になるスケジュールと活用案

では、キャンパス跡地はどのように活用されるのでしょうか?

大阪府と羽曳野市は現在、この跡地について民間企業の意見を募る「マーケット・サウンディング調査」を実施中です。これは、公共施設や公有地の再活用に民間の創意工夫を取り入れるための手法で、2025年5月から7月まで情報提供を募集しています。

スケジュール(2025年6月12日時点)

期日 内容
2025年5月30日(金) 実施要領公表
6月2日(月)~9日(月) 説明会参加・現地見学申込受付
6月11日(水) 説明会・現地見学会開催
6月12日(木)~20日(金) 質問受付期間
6月30日(月) 質問回答公表/対話参加の意向確認開始
7月3日(木) 対話参加意向確認締切
7月4日(金) 守秘義務資料の開示
7月7日(月)~25日(金) 事業提案書受付開始
7月28日(月)以降 対話の実施日時・場所の連絡
8月上旬~中旬 民間事業者との対話(ヒアリング)実施
8月下旬 実施結果の概要を公表予定

引用:大阪公立大学羽曳野キャンパス移転後の跡地活用に関するマーケット・サウンディング(市場調査)について

活用案

活用案についてはまだ、議論内容が更新されておらず、ネット上でもアイデアは見つかりませんでした。

そのため、私の見解を述べます。

高齢者施設関連

立地が下記のように少し駅から離れており、羽曳野医療センターの隣でもあるので、高齢者関連の施設になる可能性はあるかと思います。

・地図

商業系

こちらの土地は車ユーザーがターゲットになるかと思うのですが、車ユーザーだと、堺のららぽーとや、ビバホームに行ってしまうのではないかと思いました。

教育機関

直近で近くだと、近畿大学医学部の移転と看護学部の新設がありました。しかしながら、場所は泉ヶ丘と決まっているようです。

泉ヶ丘でなかった場合はあり得たのかもしれませんね。

市役所

羽曳野市役所ですが、老朽化に伴い、市庁舎のリニューアルが予定されています。

しかしながら、現地建て替えとの記事があるため、場所移転はないかと思います。

【隈研吾事務所を特定】大阪・羽曳野市、本庁舎建替の基本設計 | 建設通信新聞Digital

 大阪府羽曳野市は、本庁舎建て替え基本設計業務を委託する公募型プロポーザルを実施し、隈研吾建築都市設計事務所を特定した。プロポーザルには計4者が提案提出していた。 委託期間は、2026年3月31日まで。 同市役所本庁舎(誉田4-1)の現地建て替えで、基本設計業務と実施設計の監修業務も委託する。新庁舎の想定規模は、延べ約1万1000㎡。その他市役所別館(同4770㎡)の改修設計、既存棟の解体設計、外構設計なども含む。プロポーザル公告時に提示された委託料上限額は、2億6000万円(税込み)。 実施設計と施工はデザインビルド(DB)方式で一括委託する予定で、コンストラクション・マネジメント(CM)事業は三菱地所設計が担当する。基本設計の完了後、11月ごろからDB事業者選定を開始、24年度内に決定する。26年1月から新庁舎建設に着手、28年7月の供用開始を目指す。 現在の同市庁舎は1974年に完成した庁舎棟、市民ホール棟、議場棟で構成。今年で築50年が経過し老朽化が進んでいることから、庁舎を建て替える。 【公式ブログ】ほかの記事はこちらから 建設通信新聞電子版購読をご希望の方はこちら

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