神戸保育園閉園問題:制度の課題と対策を考える


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こんにちは、橋本はじめです。今回は、2025年6月に起きた神戸市の保育園で起きた問題を取り上げ、今後の参考にできればと思いますので、よろしくお願いいたします。

今回起きたことのまとめ

https://www.kobe-np.co.jp/news/society/202506/0019105544.shtml

 

概要

神戸・ポートアイランドにある認可保育施設「しまのこ保育園」で、経営難を理由に保育士6人全員が一斉退職し、園児も全員退園する事態が発生しました。

  • 施設名:しまのこ保育園(事業所内保育園・認可施設)
  • 運営:神戸市内の医療法人
  • 定員:12人(0~2歳児対象)
  • 開設:2023年4月

参考元:神戸新聞NEXT「神戸の認可保育施設で保育士一斉退職、園児もゼロに」(2025年6月14日)

時系列で見る問題の経緯

  • 2023年4月: 医療法人により「しまのこ保育園」開設
  • 2024年12月: 園児11人が在籍(0~2歳児)
  • 2025年1月: 経営難による事業縮小の意向を保護者に連絡
  • 2025年3月下旬: 保護者説明会で謝罪、継続運営を一時表明
  • 2025年3月末: 園児3人が卒園
  • 2025年4月末: 保育士6人が全員退職、園児も7人退園
  • 2025年5月末: 最後の園児が退園、事実上の閉園状態に

子供の数に対する保育士の数は普通はどうなのか、この園の場合はどうなのか

保育士配置基準の基本(厚労省)

  • 0歳児:3人につき1人
  • 1・2歳児:6人につき1人
  • 3歳児:20人につき1人
  • 4・5歳児:30人につき1人

保育園では常時2人以上の保育士が必要とされています。

しまのこ保育園の情報

  • 定員:12人(0~2歳児)
  • 実際の園児数:11人
  • 保育士数:6人

しまのこ保育園は7時~19時30分の間で運営がされていたようです。

運営時間だけでも12時間30分ですね。どのような勤務体系になっているのでしょうか。

私は保育所の運営に詳しなくて恐縮なのですが、延長保育時間中はアルバイトで別の保育士さんを雇われていたのでしょうか、定員12名に対して6名の保育士を雇うと聞くと、保育に手厚い園のようにも聞こえるのですが、どうなのでしょうか

さいごに

今回、コラムにて取り上げたものの、まだ問題点は明確になっていません。

記事のタイトルだけを見ると、保育士が退職して運営できなくなったとも見受けられます。

記事の中身でも、人件費を想定し、自己資金を確保することが経営者の責任と指摘されています。

定員12名で保育士が6名を雇用しているのが多いのか、少ないのか。

仮に多いのだとすると、保育を手厚くして保育士1人あたりの負担も他の園よりも少なくなるようにされていたのではないかとも思います。

7時~19時30分で保育を行っていて、6か月からも受け入れされていた園でもあるので、なにか政治としてもできたことはないのでしょうか

引き続き、こちらの問題点を追ってまいります。

この分野に知見のあられる方がおられましたら、コメントで情報を提供いただけますと幸いです。

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